口にしづらかった「二人目不妊」のこと。

「二人目はまだ?」って言わないで。ワーママが 不妊治療で経験したリアルなドラマをお届けしています。

断乳・卒乳 方法や時期についてー断乳実況日記のその後ー

断乳・卒乳 「いつから」「どうやって」?

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*目次*

  こんにちは!このブログを立ち上げて割とすぐに断乳を開始し、実況日記を書いていた私ですが、自分で思っていたような経過にならなかったので、改めてこちらでまとめようと思います。方法や時期についてや助産師さんから頂いた助言、私の場合の経過も含めて書きます。

断乳・卒乳とは?

 赤ちゃんへの授乳(おっぱいもミルクも両方)を終了することを「断乳」「卒乳」と言いますが、その方法やタイミングがそれぞれ違います。親が決めたタイミングで赤ちゃんの意志とは関係なく授乳を辞めることを「断乳」、赤ちゃんが自ら授乳を卒業でき、授乳を辞めることを「卒乳」と言います。

 今はユニセフやWHOなどもこの「卒乳」を勧めており、「断乳」をすることで赤ちゃんが不安になってしまうこと(例えば、ママは自分を嫌いになっちゃったのかな?と感じるなど)を防ぐため、赤ちゃんのタイミングを待つ「卒乳」を推奨しているようです。

  

参考:

【医師監修】卒乳の仕方と胸のケア!いつどうやってやるの? | マイナビウーマン子育て

 

断乳・卒乳を開始する時期の目安とは?

 断乳・卒乳の時期の目安の一つは、離乳食の進み具合です。断乳・卒乳はおっぱいもミルクも飲まないことですので、離乳食で必用な栄養や水分が取れることが条件となります。離乳食が1日3回になり、お茶やスープを飲むなどの水分補給ができる状態です。基本的に1歳6ヶ月で離乳食完了かと思いますので、その前後、断乳では離乳食完了を目安に考え、卒乳では離乳食完了で且つ、赤ちゃんのタイミングになるかと思います。

 

 確かに、離乳食は「乳を離れる」と書くので、離乳を目的として食事に慣れさせ、食事で栄養を取れるようにする練習のための食事だったな…と改めて思いました。ただ単に、赤ちゃんが食べられるように柔らかくした食事を離乳食というわけでは無いことを実感しました。日々の全てが成長の過程なのですね。

参考:

初めての卒乳 妊娠 出産 育児 - ムーニー ユニ・チャーム

それでも今、断乳するしかない…!仕事復帰や夜泣き、2人目妊娠などでの断乳(計画的に卒乳)

 私の場合もそうだったのですが、赤ちゃんのタイミングを待たずして断乳に踏み切るママも少なくないかと思います。その主な理由は…

  • 夜泣きが酷く、夜眠れない
  • 職場復帰
  • 2人目妊娠を考え、乳首への刺激が子宮収縮へ繋がるのが怖い

ということでした。今は2人目は保留中の状態ですので、この中でも特に踏み切った大きな理由は、「夜泣きが酷い」という理由でした。一晩に6回は最低でも起き、酷い日は朝方になると30分起きくらいにおっぱいを要求して息子が起きるので、睡眠不足が続いていました。そうなってくると、日中息子と遊んでいても「寝たい…。とにかく寝たい…。」とあまり元気に遊べなかったり、夜起こされる度に、「頼むから寝かせてくれ…。」と心身ともに疲弊していきました。

 

 うちの夫は敏感に起きるタイプで、夫も疲弊していました。このままじゃまずいという事で、二人で相談し、1歳を目途に断乳(計画的に卒乳)に踏み切りました。ネットで調べまくり、また途中で保育士さんや助産師さんにも聞きまくり、方向修正を行いながら、下記のように断乳(計画的に卒乳)を進めました。

  1. 「あと〇日たったら、(〇回飲んだらでも良い気がします)おっぱいとはバイバイだよ」など、授乳終了の予告をする。話せない赤ちゃんにもなんとなく通じてるということなのだと思います。

  2. 予告していた日までに少しずつ回数を減らす。
  3. 回数を減らした分、授乳中より水分補給に気を付ける。
  4. 予告していた日には卒乳。
  5. 夜起きた時には、トントンや水分補給等、授乳以外の対応を徹底する。
  6. 日中から夜寝るまでのスキンシップは欠かさず、赤ちゃんが求めるだけ(それ以上にでも)多くする。

参考:

初めての卒乳 妊娠 出産 育児 - ムーニー ユニ・チャーム

 

 これで我が家も計画的に卒乳をしました。

 「卒乳完了」とは?…卒乳の経過は、赤ちゃんの個性によって違う

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  私たちは計画的卒乳を行いました。夫と2交代制で行ない早朝3時に交代し、息子が起きたらトントンや抱っこしてウロウロしてトントンなどで寝かしつけました。

 経過は、2週間行なった時点で1~2回起き日は、3日間だけでした。行き詰った私は、役所の助産師さんに母乳相談をしに行きました。役所の助産師さんは、赤ちゃんの体重を計ってくださったり、おっぱいのケアもしてくださいます。何かヒントがもらえるのではないかと相談に行ったのですが、頂いた助言は下記のような内容でした。

【助言内容】

  • 卒乳は完了している。
  • 息子がよく起きるのは、敏感な子で個性。おしっこをしたタイミング等なにか小さな刺激でおきるタイプ。
  • 個性なので2歳くらいまでは、朝までグッスリということは無いだろう。
  • もう、「寝ない子なんだ」と割り切って付き合っていくしかない。
  • おっぱいは十分ケアできている。今後はもう絞ったり等行わないで大丈夫。

 これを聞いて、驚きました。こんなに寝ない息子でも「卒乳は完了」していたのです。卒乳が完了しているという状態は、「おっぱいを欲しがり泣いて仕方なくなることなく、トントンや抱っこ等他の方法で寝たり、おっぱいを諦められる状態で、1週間くらい経過している」という説明を受けました。確かにそれであれば息子は当てはまります。そしてショックだったことは、「卒乳が完了すると朝まで寝るようになる」と聞いていたことは、息子の個性では当てはまらないということでした。

 

 ショックを受けたままでは帰らないぞ!と、夫と調べたインターネットに見かけた内容について、試して大丈夫か聞きました。それは、「夜起きて泣いても抱っこせず、トントンもせず、側で見守るだけにする」というものです。抱っこしたりトントンしたりすると、それを求めて泣くようになるという記事を見かけ、このままの方法で良いのか不安になったためです。

 

これについて、助産師さんの答えは、「放っておくのではなく、側で必ず声かけをすること」ということでした。見守るということは、息子にとっては目を瞑っていたらわからない事であり、不安な気持ちを余計に掻き立てる可能性もあるという考えで、声掛けをして、安心させるようにすることで、試すのは良いのではというように聞きました。

 私たちが出した答えは、「その方法は試さない」ということでした。声掛けだけでは余計に泣くことが目に見えていたためでした。

計画的卒乳の結果(まとめ)

赤ちゃんとママ

赤ちゃんの個性にあった卒乳を。

 計画的卒乳を行ってから、3週間くらい経ちました。

 現在は、息子が一晩で2回前後起きるくらいに落ち着いています。なぜか助産師さんへの相談をした日の夜に1回しか起きず、それが2日続き、3日目に2回起きましたがその後も回数は落ち着いてきました。

 

 このことでも分かったのは、卒乳のタイミングも経過も赤ちゃんそれぞれなんだということ。自分も必ず卒乳したら、赤ちゃんが寝るようになるというわけでもないし、また、寝ないわけでもないということが言えます。確かに個性なのだと思います。今では授乳に追われていた夜が懐かしいですし、私にとっても息子にとっても大切な時間だったなと思っています。

 

 卒乳の過程で、悩むことがあると思います。私は悩んでしまい、辛い夜もありました。そんなとき、めんどぅーささんのブログ(オススメ:めんどぅーさの「子育て失敗論」:断乳)に出会い読みました。卒乳について書いてあるブログを読んだのですが、納得でもあり、笑ってしまったりもして、元気がでました。大変読みやすい漫画形式で書いてありますので、卒乳にとりかかるまえに是非読んでみてください。

 

 私は今でも考えます。このタイミングでよかったのかな…と。仕事したって、二人目できたって、へっちゃらで授乳できたかもしれない。その方が息子も幸せだったのかもしれない。日中、とっても甘えん坊になった息子を見ると、そんな風に思います。どうしても今断乳したい!と思っている方には特にオススメです。

 授乳って、幸せだけれど、卒乳って、難しかったなー…