離乳食の困った!椅子が原因かも…赤ちゃんの座る椅子は何がいい?
オススメの「ダイニングチェア」をご紹介
5~6ヶ月頃になると始まる離乳食。離乳食は「自分で食べる力」を身につける練習で、これからずっと続いていく食生活の基本をつくります。
1回食や2 回食のうちは「食べることに慣れる」ということが一番の目的です。思うように進まなくても、大丈夫!栄養は母乳やミルクでとれていますので、まずは赤ちゃんが「食事って楽しい!」と感じる雰囲気づくりが大切です。
離乳食が進んで、3回食になる9ヶ月以降になると、だんだん母乳やミルクよりも離乳食から栄養をとることがメインになってきます。11ヶ月には1日に必要な栄養のうちの約70%を離乳食からとるようになります。
しかし、この頃から始まってママを困らせるのが「遊び食べ」です。11ヶ月頃からは食事のルールや時間を少しずつ教えていきたいので、「もうおしまいね」と切り上げたくても、栄養が足りなくなると心配…。
こちらの記事では、赤ちゃんが食事の時間に少しでも集中して楽しめるように、またママも怒ったりイライラしたりせずに、家族で食卓を笑顔で囲める環境づくりの一つ、「赤ちゃんのダイニングチェア」について紹介していきます。
*目次*
- 離乳食の困った!椅子が原因かも…赤ちゃんの座る椅子は何がいい?
- オススメの「ダイニングチェア」をご紹介
- 赤ちゃんの食べる力を育てる椅子選びのポイント4つ
- 赤ちゃんにはどんなダイニングチェア(椅子)がいいの?
赤ちゃんの食べる力を育てる椅子選びのポイント4つ
ポイント1:発達時期に合わせた「食べる時の姿勢」を知る
適している椅子とテーブルの高さは、赤ちゃんの体の大きさや発達によって変わってきます。離乳食の進み方でも変わるため、目安として各月齢別にまとめると下記のようになります。
- 5~6ヶ月(ゴックン期):支えればお座りができる、またはお座りができるようになってきた頃のため、少し後ろに傾け「ゴックン」と飲み込みやすい姿勢にします。
- 7~8ヶ月(モグモグ期):支えがなく、一人で座れるようになれば、足が床等の「面」に接するようにします。足がつくことにより、あごや下に力を入れられる姿勢をとることができます。
- 9~11ヶ月(カミカミ期):手づかみ食べにチャレンジする頃のため、手づかみ食べをしやすい姿勢にします。少し前に傾いた姿勢がとれるように、テーブルも赤ちゃんに合った位置にあるようにしたいです。足はしっかり床につくか、足置き台がついているタイプなどで、しっかり力が入るようにし、噛む力をサポートできるようにします。
- 1歳~1歳6ヶ月(パクパク期):この頃には徐々にママはサポートするだけになります。そのため、自分で食べやすい姿勢にしてあげます。足はしっかり床もしくは足置き台につくようにし、まっすぐ座らせます。テーブルの高さも、肘がテーブルにつくくらいの位置に調節します。
ポイント2:普段大人がリビングで食事をするシーンに合わせ、赤ちゃんの食事サポートをするときの導線を考える
普段、ママとパパはどのように食事をしているかによって、「赤ちゃんを何に座らせるか」が変わってきます。
例えば、リビングではこたつやローテーブルを囲み、座布団やクッションに座り食事をしているのか、ダインイングテーブを囲み、椅子に座り食事をしているのかによって大きく変わります。
5ヶ月~6ヶ月頃は赤ちゃんは少し後ろに傾いている姿勢が離乳食を食べやすいので、リクライニング式のハイローチェアやバウンサーで赤ちゃんに食べさせるのも良いですが、ダイニングテーブルの場合、バウンサーで離乳食をあげるとしたら、ママと赤ちゃんの位置に差ができてしまい、一旦ママが赤ちゃんの横や前に座る必要が出てきてしまいます。
その時、離乳食のカップは、どこに置くのか、(トレーに乗せて床に置くことも可能ですが)食事のサポートをする時の導線を考えることも重要になります。
ポイント3:赤ちゃんの発達に合わせて使えるものを選ぶ
ポイント1にて書いたように、赤ちゃんの発達によって離乳食も進んでいき、その時に合っている椅子を選ぶことが重要です。
ミルクや母乳からの栄養に頼らずに食事からの栄養がメインになる3回食になると、大人と同じ時間に一緒に食卓を囲むようになります。その時にママやパパはサポートしながら自分の食事をするようになってきます。
赤ちゃんは、大人が一緒に食事をしていることで、真似をして食べるようになったり、食べたい気持ちを育てるきっかけになったりします。赤ちゃんと一緒に食卓を囲むことは、「食育」にもつながる大切な機会です。
赤ちゃんが落着いて食べられることは、大人が落着いて食事ができることにもつながります。遊び食べに気を揉んでいるより、赤ちゃんが食事に集中できる環境づくりが必要になります。
必要以上に背もたれやテーブルとの距離に余裕があったり、足がブラブラしている等、椅子が赤ちゃんに合っていないと、きちんと座れずに落ちてしまうなど、ケガにつながったり、月齢が進み立てるようになると抜けだそうとしたり、椅子の上に立ってしまったり…落ち着いて食べられず、かえって遊び食べを助長してしまうことも。赤ちゃんのサイズに合っているものを選ぶことは重要になります。
赤ちゃんにはどんなダイニングチェア(椅子)がいいの?
具体的にどんなダイニングチェアが良いのでしょうか?オススメのものを紹介したいと思います。
赤ちゃんの成長に合わせて調整できるもの2選
☆ ストッケ トリップトラップ
スタイリッシュなデザインで使いやすいグッズの多いストッケですが、こちらのダイニングチェアはとても人気です。多くの飲食店でも見かけます。
大きな特徴として、6ヶ月から使用でき、椅子の調整をすると赤ちゃんの時期だけでなくその後大きくなってからも使用できます。実際、飲食店で多く見かけるため、購入前に試す事もできるかと思います。我が家はこちらの椅子だと落ち着いて食べる事ができ、飲食店でこちらの椅子に出会うと安心します。
フットレストを調整することにより、足が安定し、どの月齢でも落ち着いて食べる環境へと導きやすい形になります。また、落下防止の胴を固定できるデザイン(成長後は取り外し可)のため、安全面も安心です。
オプションアイテムも豊富なので、赤ちゃんにあった椅子にカスタマイズできそうです。
トリップトラップ チェア TRIPP TRAPP 子供椅子 ベビー チェア イス STOKKE ストッケ ノルウェー【あす楽対応】【楽ギフ_のし宛書】【送料無料】 価格:29,700円 |
☆ ファルスカ スクロールチェア
ベビーゲート等も、様々なインテリアに馴染みやすいデザインの多いファルスカ。こちらのチェアは新生児から使用可能です。椅子状にしたうえで、座面は4段階、フットレストは7段階の調整が可能で、「大人になっても座れる一生モノの椅子」というコンセプトの通り、大切に使えばずっと使用できます。
こちらの椅子もフットレストを調整することにより足が安定し、どの月齢でも落ち着いて食べる環境へと導きやすい形になります。また、落下防止の胴を固定できるデザイン(成長後は取り外し可)のため、安全面も安心です。
【最新仕様】 ファルスカ スクロールチェアプラス (ハイチェア) 価格:24,300円 |
【番外編】ダイニングチェアではなく、コーヒーテーブルやちゃぶ台に合う椅子はどんな椅子?
ローチェアのジャンル違い2選
ダイニングテーブルにて食事を過ごすのではなく、コーヒーテーブルにソファーやちゃぶ台を使用の際に使えるものはどんなチェアがあるのでしょうか?
☆ Arch
アーチは名前の通り、椅子の足部分がアーチ型のデザインになっており、インテリアとしてもカワイイ商品です。ローチェアのため、別に踏み台等を用意し足元に置くことでフットレストのように調整する必要がある時期もあるかと思います。また、座面や背面もクッションやタオルを用意することで調整できます。
先にご紹介したダイニングテーブル型よりも調整が難しいと感じるかもしれませんが、こちらも対象年齢は6ヶ月から42ヶ月(3歳半)となっており、小さくなったらお気に入りのぬいぐるみなどの椅子にしてもカワイイサイズです。
価格:6,480円 |
☆ カリブ ソフトチェア(テーブル付)
カリブ ソフトチェアは、有名なバンボに似ている商品ですが、全体的な大きさや肌触りが違います。若干バンボよりもサラサラしている素材で、おしりの沈み具合が若干浅めのように感じました。
こちらも児童館やカフェなのでよく出会うので、購入前に使用してみることができるかと思います。
今までご紹介した商品と一番の違いは「お風呂の中にも持っていける」ことです。我が家ではダイニングチェアは別にあったので、お風呂の待機用にバンボを使用していました。息子の足がムッチムチだったので、カリブ ソフトチェアをカフェで借りた時には、「こちらの方が着脱が楽だな…」と感じました。そのため、お風呂での使用もオススメです。(衛生面で気になる場合は丁寧なお手入れをする必要がありますね)
価格:2,980円 |
いかがでしたか?特に人気のチェアについて紹介しました。人気には理由があり、成長に合わせて調整し長く使えるというところがポイントになっているようです。
赤ちゃんとの食事は大変なことの連続。
でも食事は1日の中の楽しみの一つであったり、家族の団らんの場であったり大切な時間だと思います。
少しでも、赤ちゃんはもちろん、パパとママがストレス少なく食事を楽しめる環境になりますように^^