口にしづらかった「二人目不妊」のこと。

「二人目はまだ?」って言わないで。ワーママが 不妊治療で経験したリアルなドラマをお届けしています。

不妊治療に行くのはいつから?2人目不妊について。

2人目不妊。本来なら、このような時に言うようです。

お一人目は自然に妊娠できたのに、お二人目がなかなかできない。そのような状態を『二人目不妊』と言います。二人目不妊の定義は、「一人目の産後の母乳期間を終了してから、避妊をせずに夫婦生活を続けているにも関わらず1年以上妊娠に至れない状態」のことを指します。

引用元:桂川レディースクリニックWEBサイト
https://katsuragawa-lc.com/fertility/treatment/secondary/#:~:text=%E3%81%8A%E4%B8%80%E4%BA%BA%E7%9B%AE%E3%81%AF%E8%87%AA%E7%84%B6,%E3%81%AE%E3%81%93%E3%81%A8%E3%82%92%E6%8C%87%E3%81%97%E3%81%BE%E3%81%99%E3%80%82
参考:エレビットWEBサイト
https://www.elevit.jp/ninkatsu/articles/worries/second-child/

私の場合には、2人目不妊だと気づいたのは第一子出産から4年が経ってからでした。

不妊治療を始める目安にしていたこと

夫と本気で妊活を再開しようと決めてから、自治体の子宮がん検診を受けに、家の近くのレディースクリニックに行きました。そこで、妊娠を真剣に考えている旨を伝えたところ、

「年齢が高齢出産であることから、なるべく早めに不妊治療専門の産婦人科にかかる事をオススメします。最長でも、6ヶ月自然妊娠しなかったら、行った方が良いです。」

とご助言いただきました。

この話を聞いたとき、なぜか私の中でハードルの高かった「不妊治療外来」について、そんなに早くに行かないといけないのかと思いつつも、一つの指標としていました。

私の場合のケース

私の場合は、こんな経過や理由がありました。

  • 出産〜1年:子育てが大変。夫も協力してくれてはいるが、「自分の時間が無い」などと言われ、気持ちのすれ違いが顕著。
  • 1年〜2年:子どもを保育園に入れたいタイミングで引っ越しが決まり、保育園難民に。保育園難民のまま、職場復帰は難しく、ありがたいご縁があり、フリーランスに。イヤイヤ期と夜泣きがピークで精神的にこたえていた。1年目のすれ違いも引きずりながら完全にレスに。
  • 2年〜3年:レスを完全に吹っ切り、気持ち的に「2人目はもういいかな…」と思う心理変化。子どもがプレから幼稚園に入り、仕事に没頭する。
  • 3年〜4年:オムツもとれ、意思疎通もだいぶ出来るようになり子育てが少し楽になる。夫婦お互いに、「やっぱりそろそろ2人目欲しいかもね」となり、夫婦生活が復活する。

夫婦生活がまともに復活した時、すでに私は39歳、夫は44歳でした。

この時お互いにレスという自覚がありました。そのため、まずはレスを解消するべく、環境の整備から行いました。

というのも、当時、夫と私は息子を挟んで川の字で寝ており、正直そんな環境ではありませんでした。
妊活において、メンタルはとても重要で、環境の影響は大きいと考えます。例えば、不妊外来でタイミング法が始まると、「今日タイミング取って」と言われます。そんな時に、すぐに対応できる環境であれば、スムーズに進みますが、お互いに何か気になっていることがあると、今回は見送ろう…と、せっかくチャレンジしようと決心していたにも関わらず、環境のせいで腰がどんどん重くなってしまいます。

環境の整備ができていれば、あとは自己流でもクリニックの指導でも、安心して進めます。
実体験としては、この「安心」がストレスなく妊活を続ける秘訣だと感じています。

基礎体温とアプリによる自己流のタイミング方で挫折

最初はお互いに日々の仕事が多忙を極めており、自己流でタイミングを取っていました。
でも年齢的にかなり厳しい時期と以前相談していたクリニックで言われていたため、6ヶ月うまくいかなかったら、不妊クリニックに行こうと夫と話していました。

その後、6ヶ月うまくいかず、不妊クリニックへ。不妊クリニックで受けたスクーリングで甲状腺ホルモン異常が見つかり、さらに1年間のロスタイムが入ります。

甲状腺のホルモンが落ち着いてから、妊活を無事に再開できる事になり、「卵管造影」をするところから再開していきました。

「卵管造影」からの再開からさらに6ヶ月。不妊治療クリニックの指示のもと、タイミング法にチャレンジしましたが妊娠しませんでした。

これを考えると、やはり私たちは2人目不妊なんだなと思いました。

あれ?おかしいなと思ったら受診を

健康診断で何も引っかからず、私は健康でしたが、夫婦のすれ違い期間や甲状腺のロスタイムもあり、年齢は妊娠を考えると高齢出産と言われる年齢から5年も経ってしまいました。

もし、あと5歳若かったら。焦らず甲状腺治療ができたのに。焦らず不妊治療ができたのに。そんな風に考えてしまっていました。

私たち夫婦の場合には、1人目出産の前は2人目は早めに欲しいと意見が一致しておりました。
その後すれ違いがあり、こんなにも時間が経ってしまいましたが、もっと早くちゃんと話し合っていれば、と考える事もあります。その時その時、私はできる限り話し合おうよと、語りかけてきたと思っていますが、それでも後悔もあります。

それはどこかで、

1人目は計画的に簡単に妊娠出産できたのだから、2人目もすぐできるよ。

と夫に言われて、私もそう考えてしまっていたからだと思います。

2人目不妊と気づいた時、楽観的であればあるほど、「まさか自分が」と思うかと思います。
「もしかしたら自分も」と考えて、夫婦で話し合ったり、クリニックにかかったり、妊活に関しては、早め早めに行動できたら良いと考えます。
お題「もっと早くやっておけばよかったと思う事」